「E-learning」とはPC・スマートフォン・タブレットなどデジタル機器を活用した、インターネットを介した学習方法を指す。
E-learningは以下2つの要素である「学習教材」と「学習管理システム（LSM）」で構成されている。まず、学習教材とは学習者に向けたコンテンツであり、動画や音声などを組み合わせることで、より効果的な学習効果を期待することができる。次に、学習管理システムとは、管理者を対象にしたツールであり、学習データの蓄積、進捗の管理、成績の分析、教材のリアルタイム更新などに対応することができる。

E-learningを導入するメリットは以下の点が挙げられる。まず学習者にとっては、デジタル機器があれば時間・場所を選ばずに受講でき、進捗状況の可視化や正誤判定の自動化により、自分のペースで学習することができる。管理者にとっても、対面での企業研修のように日程や場所を確保して社員を集める必要が無く、出席把握や採点など手作業も省くことができるため、時間・費用・労力いずれの面においてもより低コストで学習機会を提供することができる。

デメリットとしては、インターネット環境が無い場所では学習できないことや、オンラインのため実技系の教育には不向きであること、システムを確立させるための初期コストが発生することが挙げられる。状況に応じて、受講を促すリマインドメールや質疑応答などのサポートが求められる。