非正規雇用に関する求職者・新規就業者の活動状況調査(2024年1-2月)
2024年4月のライドシェア解禁の認知度は33.7%。ライドシェア解禁後に働きたいと思う人は23.0%で、解禁後すぐに働きたい人は7.5%にとどまる。
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、全国の15~69歳の男女(中学生を除く)(有効回答数:スクリーニング調査19,439名、本調査1,585名)を対象に実施した「非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(2024年1-2月)」の結果を発表しました。※非正規雇用:アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託社員
調査概要
内容 | 非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(2024年1-2月) |
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調査期間 | 2024年3月1日~3月4日 |
調査対象 | ・スクリーニング調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く) ・本調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く)のうち、該当期間に非正規雇用の仕事探しをした人 |
調査方法 | 外部パネルによるインターネット調査 |
有効回答数 | スクリーニング調査:19,439名 本調査:1,585名 |
トピックス
- 24年1-2月にアルバイトの仕事を探した割合は14.8%。23年11-12月比は増加、23年1-2月比は減少。最も探された職種は[オフィスワーク]で28.0%。【図1、2】
- 24年1-2月に新しくアルバイトの仕事に就いた割合は6.3%。23年11-12月比・23年1-2月比ともに増加。新しく就いたアルバイトの職種は[販売・接客・サービス]が29.4%で最も高い。【図3、4】
- 2024年4月のライドシェア解禁の認知度は33.7%。ライドシェア解禁後に働きたいと思う人は23.0%で、解禁後すぐに働きたい人は7.5%にとどまる。【図5、6】
- ライドシェアドライバーとして働く場合に重視するものは「勤務時間を選べる」ことや「業務上の安全性が確保されている」ことが上位。【図7】
調査詳細
アルバイトの仕事の求職率
24年1-2月にアルバイトの仕事を探した割合は14.8%。23年11-12月比は増加、23年1-2月比は減少。最も探された職種は[オフィスワーク]で28.0%
2024年1-2月にアルバイトの仕事を探した人は14.8%(23年11-12月比:0.3pt増、23年1-2月比:0.2pt減)となり、今後の予定(現在アルバイトの仕事を「すでに探している」+「探すことを検討している」)は17.6%となった。【図1】
探探した職種は[オフィスワーク]28.0%、[販売・接客・サービス]26.7%、[軽作業]18.8%がTOP3。
23年11-12月比で増加した職種は[販売・接客・サービス]1.8pt増、[配送・引越し・ドライバー]1.0pt増、[警備・清掃・ビル管理]0.5pt増など、計5職種となった。
23年1-2月比で増加した職種は[警備・清掃・ビル管理]が2.2pt増、[配送・引越し・ドライバー]が0.1pt増の計2職種となった。【図2】
アルバイトの仕事の新規就業率
24年1-2月に新しくアルバイトの仕事に就いた割合は6.3%。23年11-12月比・23年1-2月比ともに増加。新しく就いたアルバイトの職種は[販売・接客・サービス]が29.4%で最も高い
2024年1-2月に新しくアルバイトの仕事に就いた割合は6.3%(23年11-12月比:0.2pt増、23年1-2月比:0.7pt増)となった。【図3】
新しく就いたアルバイトの職種は、[販売・接客・サービス]29.4%、[オフィスワーク]17.1%、[軽作業]15.0%がTOP3。
23年11-12月比で増加した職種は、[販売・接客・サービス]5.5pt増、[レジャー・アミューズメント]2.4pt増、[軽作業]1.7pt増など、計5職種。また、23年1-2月比で増加した職種は、[軽作業]2.3pt増、[クリエイティブ・編集]0.7pt増、[オフィスワーク]0.2pt増の計3職種となった。【図4】
ライドシェア解禁の認知度と就業意向
2024年4月のライドシェア解禁の認知度は33.7%。ライドシェア解禁後に働きたいと思う人は23.0%で、解禁後すぐに働きたい人は7.5%にとどまる
2024年4月に解禁されるライドシェアの認知度は[知っている(計)](知っており、解禁の内容も理解している+知っていたが、解禁の内容は理解していない)が33.7%となった。また、知っている人のうち、解禁の内容も理解しているとした割合は12.5%となった。
性別で[知っている(計)]をみると、女性(25.0%)より男性(42.6%)が高く、年齢別では50-59歳・60-69歳で4割程度。同様に属性別では[シニア]が43.9%で最も高い。【図5】
自家用車を所有しており、普通自動車運転免許を取得している人に、ライドシェア解禁後のライドシェアドライバー就業意向を聞いたところ、「働きたいと思う(計)(働きたいと思うし、解禁後は「本業」として実際に働こうと思っている+働きたいと思うし、解禁後は「副業」として実際に働こうと思っている+働きたいと思うが、解禁後すぐには働かないと思う+働きたいとは思うが、解禁後に実際に働くことはないと思う)」は23.0%に留まり、解禁後すぐに働こうと思う人は7.5%となった。
働きたいと思う(計)をみると、女性(15.6%)より男性(29.6%)が高く、現在の就業状態別でみると[正社員]が29.3%で最も高く、解禁後すぐに働こうと思う(計)も同様に最も高い。また、自家用車の運転頻度別では、運転頻度が高いほど働きたいと思う(計)が高く、同様にすぐに働こうと思う(計)も高い傾向にある。【図6】
ライドシェアドライバーとして働く場合に重視するもの
ライドシェアドライバーとして働く場合に重視するものは「勤務時間を選べる」ことや「業務上の安全性が確保されている」ことが上位
ライドシェアドライバーとして働きたいと思うとした人に働く上で重視することを聞いたところ、「勤務時間を選べる」が50.3%で最も高く、次いで「業務上の安全性が確保されている」が49.0%、「車の破損や乗客とのトラブルなどの保障制度がしっかりしている」が48.7%で上位3項目となり、働き方に関する項目と同程度に業務上の安全性に関する保障や賃金やガソリン代などの実費手当の補償制度の充実が重視されている。
現在の就業状態別でみると、[契約社員][無職(現在は働いていない)]で上位項目が他に比べ高い傾向にある。反対に[派遣社員]では「仕事にやりがいが持てる」が37.3%で全体に比べ10pt以上高く、「賃金など高い報酬が見込める」「優良顧客であるかなど、乗客側の評価がアプリで適切に共有される」「乗客からの評判が適切に自分の待遇に反映される」が全体より5pt以上高いことが目立つ。
また、ライドシェア就業意向別では、[解禁後は本業としてすぐに働きたい]とした人で上位5項目が全体より10pt以上低く、[解禁後は副業として働きたい]とした人で上位3項目が全体より5pt以上低いことが目立つ。【図7】
レポート内目次
- 求職状況
- 今後の求職予定
- 新規就業状況
- ライドシェア解禁について
- 現在の時給・生活に余裕がでると思う時給・仕事の意欲が上がる時給
- エリア別集計
- 職種区分について
詳しくはPDFデータをご覧ください