マイナビ キャリアリサーチLab

大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)

SUMMARY

社会人人生で大切にしたいことは「家族」に次いで「自分の趣味」が2位。
「仕事」や「友情」、「恋愛」を上回る

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)」の結果を発表しました。

調査概要

内容 マイナビ大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)
調査期間 2023年1月6日~1月11日
調査対象 18歳~20歳の大学1、2年生を対象にWEB調査を実施
調査方法 WEBアンケート(アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社)
有効回答数 1,051名

キャリア展望

大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性が
「(具体的に+どちらかといえば)決まっている」学生が微増している一方、
「全く決まっていない」学生も2年連続で増加

大学1・2年生に、現時点で大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性が決まっているか聞いたところ、「(具体的に+どちらかといえば)決まっている」学生が微増している一方で、「全く決まっていない」学生も2年連続で増加しており、23・24年卒の学生と比較すると3.8ptの増加となった。

現時点において、大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性が定まっているか
/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)
現時点において、大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性が定まっているか
/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)

キャリアが決まっている学生のうち、73.9%は大学入学以前に現在希望するキャリアを意識し始めており、特に高校生のときに意識し始めている割合が40.4%ともっとも高い。また、「大学や学部・学科を選択する時点で、卒業後の仕事・キャリアを意識していたか」と聞いたところ、仕事・キャリアの方向性が決まっている学生では75.0%が意識しており、方向性が決まっていない学生の49.9%を大きく上回った。
大学1・2年次の現時点までに決まるキャリアの方向性は、高校生のときの体験や大学進学の進路選択の際などに考えたキャリアが元になっている場合が多いようだ。

現在希望しているキャリアを意識し始めた時期/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)
現在希望しているキャリアを意識し始めた時期/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)

現時点で卒業後のキャリアの方向性が決まっているか× 高校生のとき、卒業後の仕事・キャリアを意識して大学や学部・学科を選択したか/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)
現時点で卒業後のキャリアの方向性が決まっているか× 高校生のとき、卒業後の仕事・キャリアを意識して大学や学部・学科を選択したか
/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)

キャリアの方向性が決まっていない学生については、キャリア意識の醸成で重要な高校時代にコロナ禍が始まっていることが一定の影響を与えていると推察できる。先が見えない社会情勢の中、将来を考えづらかったり、イメージしていたキャリアの方向性を変えざるを得なかった学生もいると考えられそうだ。

ただ、キャリアの方向性について大学生になってから意識し始めた学生は2番目に多く、4分の1程度を占めており、大学入学後にキャリアを決めた学生も少なくない。現在方向性が決まっていない学生も、今後、キャリアに関する授業等に積極的に参加するなどして、将来について考える機会を増やしたり情報を得ることで自身の望むキャリアを見つけていくことができるだろう。

キャリアを考えるうえで「大学職員・教授」や「大学の先輩」から
影響を受けた学生の割合、コロナ禍前との差はいまだ10pt以上

「大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性」が決まっている学生に限定して、「将来の仕事・キャリアを考えるうえでどのような対象に影響を受けたか」を聞いたところ、2年連続で増加していた「両親」の割合は減少した一方で、「中学・高校の教員」や「同世代の友人」「大学職員・教授」、「大学の先輩」など周囲の人から影響を受けたと回答した学生が微増した。

ただ、コロナ禍前の2019年に実施した調査の割合と比べると、「大学職員・教授」は11.3pt、「大学の先輩」については12.1ptの差がある。両親以外の、友人など周囲との交流はやや回復しているものの、大学で関わる人からキャリア意識への影響を受けている学生の割合はコロナ禍前より大きく減少したままであることが分かる。

将来の仕事・キャリアを考えるうえでどのような対象に影響を受けたか
/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)
将来の仕事・キャリアを考えるうえでどのような対象に影響を受けたか
/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)

将来への不安と備え

自分の将来についてもっとも不安なことが「お金」の学生が約3割で最多。
不安解消のためにしていることは「節約」や「貯金」、「お金の勉強」

自分の将来に対してもっとも不安に感じていることを聞いたところ、29.8%の学生が「お金に対する不安」と回答しており、昨年1位だった「就職活動に対する不安」を上回って2年ぶりに最多の割合となった。

自分の将来に対してもっとも不安に感じていること/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)
自分の将来に対してもっとも不安に感じていること
/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)

また、不安なことに対して現時点で取り組んでいることを聞いたところ、お金に対する不安を抱えている学生は「節約」「貯金」を実施しているというコメントが多く見られたほか、投資についてなど「お金に対する勉強」を行っているという回答も見られた。

不安なことに対して現時点から取り組んでいること
文理男女 不安なことに対して現時点から取り組んでいること
理系男子 無駄使いをしないで節約できることは実行する。
文系男子 ポイ活やアルバイトで地道に貯める
文系女子 お金に関する知識を自分から積極的に学ぶ、お金に関する資格を習得する、親や周りの大人からお金に対することを聞く
文系男子 税金や投資の勉強をしようとしている
理系男子 今取得可能な資格を取っている。

現時点で投資を実施している学生は17.1%。実施していないが関心が高い学生は約6割

さまざまな働き方や資産の増やし方についての実施状況や興味関心を聞いたところ、投資については、実施していると回答した学生は17.1%だった。また、現在投資を実施してない学生も、約6割は興味関心があることが分かった。

前述のように、将来「お金」がもっとも不安な学生の中には投資の勉強をしているというコメントも見られたが、学生全体で見ても投資への関心が高い様子が分かる。

投資について現在の実施状況/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)
投資について現在の実施状況/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)
投資への興味について/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)
投資への興味について/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)


人生の優先事項について

社会人人生において、<仕事・家族・友情・恋愛・自分の趣味>のうち、
もっとも大切にしたいものは「家族」に次いで「自分の趣味」が2位

社会人になったあとの人生で<仕事・家族・友情・恋愛・自分の趣味>にそれぞれどの程度の比重をおきたいか聞いたところ、「仕事」におきたい比重が平均25.8%でもっとも高く、次に「家族」が25.7%、続いて「自分の趣味」が19.1%だった。

一方、「もっとも大切にしたいもの」を聞くと、最多は「家族」で42.5%、次いで「自分の趣味」が24.7%となり、「仕事」や「友情」、「恋愛」より高かった。

社会人になったあとの人生において、<仕事・家族・友情・恋愛・自分の趣味>にそれぞれどのくらいの比重を置きたいか、
社会人になったあとの人生においてもっとも大切にしたいこと/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)
社会人になったあとの人生において、<仕事・家族・友情・恋愛・自分の趣味>にそれぞれどのくらいの比重を置きたいか、
社会人になったあとの人生においてもっとも大切にしたいこと
/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)

仕事に対する学生のコメントを見ると、「家族や友情に負けないくらいやりたいことを仕事にするつもり」や「自己のスキルアップに重点を置きたい」など仕事そのものにやりがいを持って働くことをイメージしている意見がある一方で、「その時必要なお金が稼げれば充分」や「趣味代のために働くことにやりがいを感じる」など、プライベートを充実させるために仕事をするという考えの意見も見られた。

人生において「仕事」の比重が大きいと考えてる学生が多いものの、「もっとも大切にしたいこと」として考えると「家族」や「自分の趣味」であり、学生によっては仕事はそのための手段として捉えているようだ。

<仕事・家族・友情・恋愛・自分の趣味>にかけたい比重と、「仕事」がその割合になった理由
/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)

調査担当者コメント

現時点でキャリアの方向性が、「全く決まっていない」という学生が徐々に増加していることが分かりました。現在の低学年の学生においては、25年卒からは一定の要件を満たせばインターンシップで得た学生情報が採用選考で利用可能になったり、26年卒以降の専門性人材において採用スケジュールの弾力化が検討されていたりと、採用選考における方針転換がなされる年に就職活動を行う学年となります。どのような変化があっても対応しやすいよう、自身のキャリアの方向性について考えておくことが重要です。

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