マイナビ キャリアリサーチLab

フリーターの意識・就労実態調査(2019年)

  • 就職氷河期世代の就職支援を、約7割が「知らない」と回答

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、「フリーターの意識・就労実態調査(2019年)」を発表しました。本調査は、年齢が15~44歳で、男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、パート・アルバイトとして働いている人、および非就労者のうち希望する雇用形態が「アルバイト・パート」の方を対象としています。

調査詳細

フリーターになったきっかけ

フリーターになったきっかけは、「正社員で働くより楽だから(22.0%)」「明確な職業を思い描けなかった(18.6%)」が高い結果となった。

一方、35歳以上のフリーターは、「正社員として雇ってくれるところがなかった(19.9%)」「家庭の事情のため(19.6%)」など、外部環境に起因する回答が多い傾向に。【図1】

【図1】フリーター(非就労者は無職)になったきっかけ【複数回答】

フリーター(非就労者は無職)になったきっかけ【複数回答】/マイナビフリーターの意識・就労実態調査

非就労者の就業意向と求職活動状況

また、非就労者のうち「就業意向のある人」は9割を超えているが、そのうち「求職活動をしている人」は37.7%、「就業意向はあるが、求職活動はしていない」が62.3%となった。【図2】

【図2】非就労者の就業意向と求職活動状況(n=332)

非就労者の就業意向と求職活動状況(n=332)/マイナビフリーターの意識・就労実態調査

求職活動をしていない理由

求職活動をしていない理由として、「知識・能力に自信がないから(46.7%)」が最も高い結果となった。【図3】

【図3】(非就労者のうち、就労意向はあるが就職活動していない人)
求職活動をしていない理由 【複数回答】

(非就労者のうち、就労意向はあるが就職活動していない人)
求職活動をしていない理由 【複数回答】/マイナビフリーターの意識・就労実態調査

就職氷河期世代の就職支援に関する認知状況

就職氷河期世代の就職支援認知状況については、「知っている」が約3割、「知らない」が約7割を占めた。年代が上がるほど認知も上がっているが、全体としてまだ浸透していないことがうかがえる。【図4】

【図4】就職氷河期世代の就職支援に関する認知状況について 【単一回答】

就職氷河期世代の就職支援に関する認知/マイナビフリーターの意識・就労実態調査

調査概要

内容 フリーターの意識・就労実態調査
調査期間  2019年7月5日~7月8日
調査対象 15~44歳の男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、①パート・アルバイトとして働いている人、②非就労者のうち希望する雇用形態が「アルバイト・パート」の人
調査方法 インターネット調査
有効回答数  1,754名

レポート内目次

  1. 回答者プロフィール
  2. フリーターの実態
  3. 就労実態
  4. 就労意識
  5. 仕事さがし
  6. 離職・定着
  7. 今後の意向

詳しくは「PDFデータをダウンロードする」をご覧ください

同一調査一覧

同カテゴリの調査一覧