就職氷河期世代の就職支援を、約7割が「知らない」と回答
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、「フリーターの意識・就労実態調査(2019年)」を発表しました。本調査は、年齢が15~44歳で、男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、パート・アルバイトとして働いている人、および非就労者のうち希望する雇用形態が「アルバイト・パート」の方を対象としています。
◆ 調査概要
内容 | フリーターの意識・就労実態調査 |
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調査期間 | 2019年7月5日~7月8日 |
調査対象 | 15~44歳の男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、①パート・アルバイトとして働いている人、②非就労者のうち希望する雇用形態が「アルバイト・パート」の人 |
調査方法 | インターネット調査 |
有効回答数 | 1,754名 |
◆ TOPICS
フリーターになったきっかけは、「正社員で働くより楽だから(22.0%)」、「明確な職業を思い描けなかった(18.6%)」が高い結果となった。一方、35歳以上のフリーターは、「正社員として雇ってくれるところがなかった(19.9%)」「家庭の事情のため(19.6%)」など、外部環境に起因する回答が多い傾向に【図1】。
【図1】フリーター(非就労者は無職)になったきっかけ【複数回答】

また、非就労者のうち「就業意向のある人」は9割を超えているが、そのうち「求職活動をしている人」は37.7%、「就業意向はあるが、求職活動はしていない」が62.3%となった。求職活動をしていない理由として、「知識・能力に自信がないから(46.7%)」が最も高い結果となった【図2】【図3】。
【図2】非就労者の就業意向と求職活動状況(n=332)

【図3】(非就労者のうち、就労意向はあるが就職活動していない人)
求職活動をしていない理由 【複数回答】

就職氷河期世代の就職支援認知状況については、「知っている」が約3割、「知らない」が約7割を占めた。年代が上がるほど認知も上がっているが、全体としてまだ浸透していないことがうかがえる【図4】。
【図4】就職氷河期世代の就職支援に関する認知状況について 【単一回答】

◆ INDEX
1,回答者プロフィール
2,フリーターの実態
3,就労実態
4,就労意識
5,仕事さがし
6,離職・定着
7,今後の意向