主婦のアルバイト調査(2019年)
- 非正規社員で働く主婦のうち、「正社員として働きたいと思う」は約2割のみ
- 「ワーク・ライフ・バランス」を重視し、非正規雇用を望む主婦が多い結果に
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、現在アルバイトとして働く20代~50代の既婚女性を対象とした、「主婦のアルバイト調査(2019年)」を発表しました。
調査詳細
主婦が希望する雇用形態
今後希望する雇用形態の意向として、全体では「雇用形態にこだわりがない」が最も高く46.0%、次いで「非正規社員として働きたい」が34.6%で、「正社員として働きたい」は19.4%に留まった。【図1】
【図1】今後希望する雇用形態について
非正規社員として働きたい主婦の理由
今後も非正規社員として働きたい主婦の理由の上位は、「家事・育児・介護等の両立がしやすいから(74.2%)」「趣味や他の時間との両立をしやすいから(39.7%)」で、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を重視した働き方を希望する主婦が多いことがわかる。【図2】
【図2】今後非正規社員としての雇用を希望する理由(複数回答形式)
正社員としての雇用を希望する主婦の理由
一方で、正社員としての雇用を希望する主婦の上位は「固定給が欲しいから(80.5%)」「賞与が欲しいから(66.8%)」「福利厚生が充実していることが多いから(59.1%)」で、給料をはじめとした待遇に魅力を感じ、正社員を希望する傾向にあるようだ。
今年の4月に働き方改革関連法が施行され、正規雇用・非正規雇用問わず柔軟な働き方を実現できる環境の整備が進められているが、主婦のニーズからもワーク・ライフ・バランスを実現できる働く環境が必要であるということがわかる。【図3】
【図3】今後正社員としての雇用を希望する理由(複数回答形式)
主婦のアルバイトとして働く理由
現在、アルバイトとして働く理由は「生活費のため(82.4%)」が最も多く、「自由に使えるお小遣い稼ぎのため(59.8%)」「貯金をするため(55.7%)」が続き、金銭的な理由で働く主婦が多いことがわかる。なお、主婦の平均月収は「8万円」だった。【図4】
【図4】現在、アルバイトとして働く理由(複数回答形式)
主婦のアルバイトを始める際の不安事項
アルバイトを始める際に不安を感じることについて聞くと、「職場の人間関係(68.6%)」が最も高く、次いで「シフトの融通(63.1%)」「急な休みに対応してくれるか(62.4%)」がランクインした。
職場の人間関係に加え、家庭と両立した柔軟な働き方ができるかということを主婦は重視していることがわかる。【図5】
【図5】アルバイトを始める際の不安事項(複数回答形式)
調査概要
内容 | 主婦のアルバイト調査(2019年) |
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調査期間 | 2019年3月22日~4月8日 |
調査対象 | 現在アルバイトをしている20代~50代の既婚女性 |
調査方法 | インターネット調査 |
有効回答数 | 2,004名 |
レポート内目次
- 回答者プロフィール
- 就業実態
- アルバイト探しに関する意識
- アルバイトへの意識
- 今後希望する雇用形態
詳しくは「PDFデータをダウンロードする」よりご確認ください。