マイナビ キャリアリサーチLab

2019年卒大学生就職意識調査

大手企業志向がさらに上昇傾向。前年比1.7pt増の54.5%。「安定している会社」は前年に続き、過去最高の33.0%(前年比2.3pt増)

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、「2019年卒マイナビ大学生就職意識調査」を発表しました。本調査は、学生の就職意識や就職活動全体の動向を把握することを目的に、1979年卒以来、毎年実施しています。調査結果の概要は以下の通りです。

調査概要

内容 マイナビ 2019年卒大学生就職意識調査
調査期間 2018年2月1日~2018年4月10日
調査対象 2019年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生(調査開始時点)
調査方法 WEB入力フォームによる回収
有効回答数 15,894名

TOPICS

大手企業志向がさらに上昇傾向。前年比1.7pt増の54.5%

 大手企業志向は、前年比1.7pt増の54.5%※と、さらに上昇している。特に理系男子は61.9%に達した。ここ数年の売り手市場と就職環境の好転で大手志向が強まっており、3年連続で前年からの増加が続いた。
 一方で、回答を細分化して見た場合では、「絶対に大手企業がよい(11.4%)」は前年比1.0pt減で、「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい(43.1%)」は前年比2.7pt増となっている。売り手市場が続く状況において学生の中で単に「大手企業がよい」というよりも、「大手企業でやりたい仕事(職種)に就く」という意識が強まってきているとも考えられる。また国公立・私立の分類では、国公立の学生の方が、私立学生よりも大手志向が強い。
※「絶対に大手企業がよい」+「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」の合計

1位は「やりたい仕事ができる会社」。「安定している会社」は前年に続き、過去最高の33.0%(前年比2.3pt増)

企業選択のポイントは、「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社(38.1%、前年同値)」が1位ではあるが、2001年卒(48.2%)と比べると約10pt減少している。また、「働きがいのある会社(13.7%、前年比1.4pt減)」は、6年連続で減少し今年は5位となった。一方「安定している会社」は3年連続上昇して33.0%(前年比2.3pt増)に達し、前年に続き過去最高となった。「大手志向」や「安定志向」など、ここ数年の学生の特徴といわれるポイントが数字にも表れた形となった。特に文系男子は「安定している会社」が37.2%(前年比2.7pt増)で、2年連続で1位となった。

志望職種は「営業企画・営業部門」が9年連続の1位。海外志向は、「海外勤務はしたくない」が5割

 志望職種は、「営業企画・営業部門(26.0%)」が前年比1.0pt減ではあるが9年連続で1位に。やはり文系の志望度が高く、文系男子は45.6%(前年比3.2pt減)と半数近い結果となった。文系女子は27.2%(前年比1.9pt減)と3割近くが志望している。理系では、男女ともに約3割が「研究・開発部門」を志望している。「商品企画・開発・設計部門」は文理男女4分類すべてから一定の人気がある。
 海外勤務に関する志向については、文理男女4分類のいずれも5割程度が「海外勤務はしたくない」と回答した。特に理系女子は58.7%が海外勤務を望んでいない結果となった。

有効回答数内訳 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 総計
人数 3,872 6,560 3,084 2,378 15,894


同一調査一覧

調査・データ

2023年卒大学生就職意識調査

調査・データ

2022年卒大学生就職意識調査

調査・データ

2021年卒大学生就職意識調査

調査・データ

2020年卒大学生就職意識調査

調査・データ

大学生就職意識調査(20年卒以前)

調査・データ

2019年卒大学生就職意識調査

調査・データ

2018年卒大学生就職意識調査

調査・データ

2017年卒大学生就職意識調査

同一調査一覧をもっと見る

閉じる

同カテゴリの調査一覧