マイナビ キャリアリサーチLab

新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役:中川信行)は、2017年卒の大学生・大学院生を対象に「大学生のライフスタイル調査」を実施いたしました。

スマートフォン保有率、SNSの活用、社会問題への関心、学生生活、自分たちの世代について、社会人の働き方に対するイメージ、理想の「将来の自分」像、共働き・育休取得希望、学業成績、就職活動への両親の関わり、就職活動における武器・欠けているもの、人生において優先度の高いもの、といった内容を網羅し、2017年卒の学生の特徴をより詳細に知ることができます。

※当調査は法政大学キャリアデザイン学部との共同調査です。

調査詳細

就職情報サイトを見るときによく使う機器

  • 「就活サイトを見る際にスマートフォンを最もよく使う」は46.7%とほぼ半数に

「就職情報サイトを見る際に最もよく使う機器」でスマートフォンの割合が前年よりさらに増加(46.7%、対前年比7.0pt増)。特に文系女子は65.3%(対前年比10.1pt増)と高い割合だが、理系男子では22.3%(対前年比1.5pt増)と極端に低くなっている。

SNSでの交流

  • SNSで人と交流することに疲れたと感じる割合は男子より女子のほうが高い

「SNSで人と交流することに疲れたと感じることはあるか」を聞いたところ、「(時々+よく)ある」と回答した割合は、男子が37.0%であったのに対し、女子は52.7%で、女子のほうが疲れたと感じる割合が高いという結果となった。

興味のある社会問題

  • 興味のある社会問題:男子「景気動向・国際市場動向」
  • 興味のある社会問題:女子「少子化・働く女性支援」

「興味のある社会問題」では、文系男子1位の「景気動向・国際市場動向」(44.6%、今年から選択肢に追加)は理系男子でも2位(38.5%)となったが、女子では25%前後の低い割合だった。

逆に文系女子、理系女子ともに1位となった「少子化・働く女性支援」(文系女子67.5%、理系女子66.0%、今年から選択肢に追加)は男子では低い割合となっている。理系男子で1位となった「地球温暖化」(45.1%、対前年比0.8pt減)は理系女子でも3位(41.8%、対前年比3.5pt減)と高い割合だった。

自分たちの世代について

  • 自分たちの世代は「安定した生活を求める」が最多で64.0%

「自分たちの世代について言われている言葉で当たっているもの」について選んでもらったところ、前年と同様「安定した生活を求める」に票が集中した(64.0%、対前年比1.7pt減)。前年比で最も増加したのは「恋愛には淡白<草食系>」(19.1%、対前年比3.9pt増)、最も減少したのは「空気を読む」(18.5%、対前年比3.5pt減)だった。

子育てについての考え方

  • 「育児休暇を取得する」男性を「すごくかっこいい」と思う女子は増加し45.4%に

「時間内に仕事を終え、積極的に子育てする」男性に対し、「すごくかっこいい」と感じる男子は62.5%(前年比3.8pt増)、「すごくかっこいい」と感じる女子は65.3%(前年比1.5pt増)だった。

また、「子育てに専念するため育児休暇を取得する」男性に対し、「すごくかっこいい」と感じる男子は34.4%(前年比4.1pt増)、「すごくかっこいい」と感じる女子は45.4%(前年比3.6pt増)となり、昨今話題の「男性の育児休暇取得」に対して男女問わず多くの学生が支持する結果となっている。

  

理想の将来像

  • 理想の将来像は「愛する人と結婚して子供ができ幸せに暮らす」が2年連続1位

「理想とする『将来の自分』像」を17の選択肢の中から選んでもらったところ、男女とも最も割合が高かったのは2年連続で「愛する人と結婚して子供ができ幸せに暮らす」だった(男子:26.8%、対前年比1.2pt増、女子:40.0%、対前年比0.4pt増)。

以下、2位は男女とも前年3位の「一生食べていける安定した仕事を持つ」が入り(男子:21.5%、対前年比4.3pt増、女子:19.8%、対前年比1.9pt増)、3位の「自分の好きな仕事を一生続ける」(男子:17.1%、対前年比1.5pt減、女子:19.6%、対前年比2.5pt減)と入れ替わる形となった。

共働きについての考え方

  • 「共働きが望ましい」男子47.5%・女子68.6%、専業主婦志向の女子は24.5%

「共働き」希望の割合は男子(47.5%、対前年比0.5pt増)、女子(68.6%、対前年比±0.0pt)と、ともにほぼ前年並みとなった。男子の「主に自分の収入」(42.9%)と女子の「主に相手の収入」(24.5%)の差は18.4ptとなっており、「専業主婦」を望む男女の割合の差は大きい。

育児休暇に関する考え方

  • 育児休暇を取る理由、男子で「当然の権利だと思う」が大きく増加し28.2%

子育てについての考えを聞いたところ、「育児休暇を取って積極的に子育てしたい」という回答は、男子が33.9%(対前年比0.9pt増)、女子が67.6%(対前年比1.9pt増)で、ともに前年よりわずかに増加した。

「育児休暇を取って」を選択した理由で最も高かったのは男女とも「子供が小さいうちはできるだけそばにいてあげたいから」で、男子36.6%(対前年比4.8pt減)、女子50.0%(対前年比2.2pt減)だった。男子で2番目、女子で3番目に高かった「育児休暇を取るのは当然の権利だと思うから」は、男子28.2%(対前年比6.0pt増)、女子16.8%(対前年比0.6pt減)と、男子で大きく増加した。

両親と就活についての関わり方

  • 両親に就職活動について相談することが「よくある」+「時々ある」学生は50.3%

両親と就職活動との具体的な関わりについて聞いてみたところ、「就職活動について相談する」の「(よく+時々)ある」が50.3%(対前年比2.9pt増)、「自己分析を進めるために話を聞く」の「(よく+時々)ある」が30.4%(対前年比2.2pt増)、「ご両親や保護者の仕事の内容について話をする」の「(よく+時々)ある」が49.8%(対前年比5.6pt増)といずれも2年連続増加した。

就活を恋愛に例えると

  • 就活を恋愛に例えると「自分の理想に最も近いのは誰なのか冷静に分析する」

「あなたにとっての就職活動を恋愛に例えると」では、男女とも「自分の理想に最も近いのは誰なのか冷静に分析する」が最も高い割合となった(男子:34.4%、対前年比0.2pt増、女子:36.2%、対前年比1.0pt減)。2位も男女とも同じで「最愛の人を振り向かせるために自分を磨く」だった(男子:20.9%、対前年比1.3pt減、女子:19.6%、対前年比0.5pt増)。

3位については、男子は「相手の気を引くため様々な作戦を試みる」(10.1%、対前年比1.2pt減)だったが、女子は「誰にも愛されないのではという恐怖感にさいなまれる」(11.8%、対前年比1.0pt増)となっている。

人生において優先度の高いもの

  • 優先度の高いもの「家族」「仕事」の次は男子「趣味」「自分」女子「自分」「友情」

「あなたの人生において優先度の高いもの」を10の選択肢の中から2つ選んでもらったところ、男女とも1位は家族(男子50.7%、女子59.9%)2位は仕事(男子36.6%、女子25.9%)となった。

以下、男子では3位「趣味」(24.4%)4位「自分」(19.9%)5位「お金」(19.3%)と続いたが、女子は3位「自分」(24.8%)、4位「友情」(23.0%)、5位「趣味」(21.0%)と続き、男女でやや違いが見られた。

調査概要

内容マイナビ 2017年卒大学生のライフスタイル調査
調査期間2015年12月15日(火)~2016年1月14日(木)
調査対象2017年卒業予定の全国大学3年生及び院1年生
調査方法Web上のアンケートフォームより入力
有効回答数3,350名
  

詳しくは「PDFデータをダウンロードする」をご覧ください

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