2019年度 既卒者の就職活動に関する調査
- 既卒者の内定率は43.3%で昨年より減少
- 現役学生より厳しい状況が続く
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、『マイナビ2020』に登録している既卒者を対象とした「2019年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」を発表しました。本調査は、『マイナビ2020』会員のうち、大学・大学院等を既に卒業している就職活動者(=既卒者)を対象に実施しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。
調査詳細
既卒者の内定率
- 既卒者の内定率は43.3%(前年比1.7pt減)で、現役の学生と比べて既卒者の就職活動は厳しい状況が続く
既卒者の調査時点での内定率は43.3%で昨年より1.7pt減少した。現役学生の内定率(8月末時点)は82.6%で倍近い数値であることからも、既卒者の就職活動は厳しい状況が続いていることがわかる。
既卒者の活動量
なお、既卒者の活動量については、全体的に昨年より増加しているものの、現役学生と比較するといずれの項目においても活動量が下回っており、少なからず内定率に影響しているといえそうだ。
既卒者のインターンシップの参加状況
- 在学中にインターンシップ参加経験のある既卒者の内定率は7割を超える結果に
既卒者のインターンシップへの参加状況は、「在学中、卒業後とも参加した(3.4%、前年比1.5pt増)」、「在学中には参加したが卒業後は参加していない(34.8%、前年比5.1pt増)」「卒業後には参加したが在学中は参加していない(6.5%、前年比4.3pt増)」だった。
在学中の内定獲得状況
また、在学中にインターンシップ参加経験がある既卒者の内定率は7割を超えており(73.8%)、現役学生と同様にインターンシップ参加経験者の方が、不参加者(内定率:42.7%)よりも内定率が高い結果となった。
在学中の内定獲得について
- 既卒者のうち、一度就職したが再度就職活動をしている人の理由は、志望業界や志望職種へのこだわり、就職先への不満が上位に
既卒者のうち「在学中は就職活動をしなかった」との回答は31.4%で、既卒者の3人に1人が在学中に就職活動を行っていなかった。
卒業後に就職活動している事情
- 「なんとなく入社してしまった」という回答も
一方、全体の2割弱(17.6%)が「内定を獲得し、一度就職した」と回答し、入社後改めて就職活動をしていた。彼らが再度就職活動を行っている理由は、「志望業界にこだわりがあり、志望業界で働きたかったため(15.0%)」、「配属先の業務に不満があった(13.6%)」、「なんとなく入社してしまい自分に合わなかったから(13.5%)」が続いた。
在学中に就職活動をした反省点
また、在学中に就職活動をした既卒者の反省点は、すべての属性で「自己分析が不十分だった」が最も多く、「業界研究・企業研究が不十分だった」や「スタートが遅かった」が続いた。在学中の自己分析により自分のやりたいことを明確にし、業界研究・企業研究を十分に行えていれば、ミスマッチを防ぐことができたと振り返っていることがわかる。
調査概要
内容 | マイナビ 2019年度 既卒者の就職活動に関する調査 |
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調査期間 | 2019年9月13日(金)~10月1日(火) |
調査対象 | マイナビ2020会員のうち既卒の登録者 |
調査方法 | マイナビ2020会員のうち既卒の登録者にメール告知・WEBフォームにて回答 |
有効回答数 | 256名(文系:179名、理系:77名) |
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