マイナビ キャリアリサーチLab

2022年度<2023年卒>キャリア・就職支援への取り組み調査

<全国の大学就職支援担当部署・窓口対象>
キャリア支援・就職支援に関して、特に知りたいとおもう情報は、1位「他大学の支援事例」。WEB・対面比率は対面開催が前年より増。

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、全国の大学就職支援担当部署・窓口661回答(458大学+203キャンパス)を対象とした『マイナビ 2022年度キャリア・就職支援への取り組み調査』を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。

調査概要

内容 大学等のキャリア・就職支援の実態に関する調査
調査期間 2022年7月1日~2022年7月28日
調査対象 全国の大学就職支援担当部署・窓口
調査方法 調査票を大学にメールにて配布 、WEB上のアンケートフォームより回収
有効回答数 661(458大学+203キャンパス )
※同じ大学でも就職窓口が個別に存在し、独自の支援を行っているケースがあるため、各1回答として集計

TOPICS

キャリア支援・就職支援に関して、特に知りたいとおもう情報は、1位「他大学の支援事例」2位「企業の採用動向」3位「低学年支援」

 キャリア支援・就職支援に関して、特に知りたいとおもう情報についてでは、1位「他大学の支援事例」が78.4%、2位「企業の採用動向」が63.4%と高い数値となった。次に高かったのは3位「低学年支援」の57.2%であった。これはキャリアセンターの負荷増の理由でも多くあったが、「低学年向けのキャリア教育や支援を拡充」に取り組んでいる、もしくは取り組んでいきたいという意向が表れており関心が高い話題だ。4位は「後半動く層への学生支援」55.2%であった。キャリアセンターの負荷増の理由(自由記述)でも「活動していない学生への対応から負荷が増えた」というような回答があり、対面復活により昨年よりも活発に動く学生が増えたという声もある一方で、動き出しの遅い学生も増えたという二極化の傾向もあるようだ。

キャリア支援・就職支援に関して、特に知りたいとおもう情報(複数回答)/マイナビ「2022年度<2023年卒>キャリア・就職支援への取り組み調査」

おおよそ4校に1校が年明けの卒業や修了直前まで学内企業説明会を続ける

 学内企業説明会終了時期を聞いたところ、前年の2022年卒では「2021年3月」が17.4%と最も高かったが、今回の2023年卒では「2022年12月」の17.1%が最多となった。また年明けの2023年1月以降に終了する予定の比率が計27.1%となっている。つまりおおよそ4校に1校が年明けの卒業や修了直前まで学内企業説明会を続けているということになる。エリアによる差もあり特に「中国・四国」では計48.6%が年明け以降の終了とさらに高い数値となっている。これは企業側の採用意欲の高さもあるだろうが、「動き出しの遅い学生への働きかけ」「就職活動に消極的な学生への支援」「スタートが遅れた学生への支援」といった就職活動生への就職支援の課題に対し、卒業・修了の間際までキャリアセンターが支援を続けている様子がうかがえる。

2023年卒向け学内企業説明会の終了時期/マイナビ「2022年度<2023年卒>キャリア・就職支援への取り組み調査」

就職ガイダンス、業界研究セミナー、学内企業説明会のWEB・対面比率。対面開催が昨年より増える

 就職ガイダンス、業界研究セミナー、学内企業説明会のWEB・対面の比率は、共通して【WEB開催9割以上】が減り、【対面開催9割以上】が増えるという結果となった。特に就職ガイダンスは【WEB開催9割以上】が35.7%(前年比18.5pt減)と大きく減り、【対面開催9割以上】が33.4%(前年比21.2pt増)と大きく増えた。
就職ガイダンスは半々、業界研究セミナーと学内企業説明会はWEB開催の方が多く、学生の相談は対面開催の方が多いという結果となり、開催内容とエリアごとの新型コロナウイルスの影響からWEB・対面の特性を勘案しながら使い分けが進んでいると言える。

WEBと対面の比率 /マイナビ「2022年度<2023年卒>キャリア・就職支援への取り組み調査」


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