主婦のアルバイト調査(2021年)
- 過半数が就業調整をしていると回答
- 就業調整をする理由は「自分の所得税の非課税限度額を超えないため」が37.3%。
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、現在アルバイトとして働く20代~50代の既婚女性を対象とした、「主婦のアルバイト調査(2021年)」を発表しました。
目次
調査詳細
アルバイトで働く主婦の現在の職種
現在アルバイトとして働く主婦の2割以上は「オフィスワーク・事務」で働いている。特に40代・50代の割合が高い。
次いで「医療・介護・福祉」が14.9%、「販売(コンビニエンスストア・スーパーマーケット)」が11.7%と続く。20代は「飲食・フード(接客・調理)」の割合が高い(16.9%)。【図1】
【図1】現在の職種(単一回答)
主婦の1週間あたりの勤務日数
1週間の勤務日数は「5日」が最も多く35.9%、次いで「4日」が28.4%と続く。平均の勤務日数は4日。【図2】
【図2】1週間あたりの勤務日数(単一回答)
アルバイトで働く主婦の現在の手取り月収
月の手取り月収は「8万円~10万円」程度の割合が高く、中央値は「8万円」であった。【図3】
【図3】月の手取り月収(数値回答)
主婦の就業調整の有無
就業調整の有無について、2020年と同様に過半数が就業調整をしていると回答した。【図4】
【図4】就業調整をしたか(単一回答)
主婦の就業調整の理由
就業調整をする理由は「自分の所得税の非課税限度額を超えないため(103万円の壁)」37.3%、「社会保険(厚生年金健康保険)の加入対象額を超えないようにするため(106・130万円の壁)」33.0%、「自分の住民税の非課税限度額を超えないようにするため(100万円の壁)」32.0%となっている【図5】。
【図5】就業調整の理由(複数回答)
※就業調整とは:所得税の非課税限度額や、配偶者の雇用保険・厚生年金の加入要件、あるいは配偶者手当の支給要件などを意識して、年収を一定額以下に抑えるために就労時間を調整することを指す
主婦の今後希望する雇用形態
現在雇用形態がアルバイトの主婦は8割以上が今後も「アルバイト・パート」として働きたいと回答。【図6】
【図6】今後希望する雇用形態(複数回答)
非正社員を希望する理由
非正社員を希望する理由(単一回答)では、「家事・育児・介護等との両立がしやすいから」が最も高く3割強。次いで「自宅の近くで働きたいから」「就業調整をしやすいから」が上位にあがり、2020年の希望理由から大きな変化はなかった。
一方、正社員を希望する理由(単一回答)では、「固定給が欲しい」が最も高く22.0%となった。次いで「雇用が安定しているから」「正社員の方が福利厚生が充実していることが多いから」となり、「賞与が欲しいから」を上回った。【図7】
【図7】今後希望する雇用形態の理由(単一回答)
調査概要
内容 | 主婦のアルバイト調査(2021年) |
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調査期間 | 2021年3月31日~4月1日 |
調査対象 | 現在アルバイトをしている20代~50代の既婚女性 |
調査方法 | インターネット調査 |
有効回答数 | 1,600名 |
レポート内目次
- 回答者プロフィール
- 就業実態
- アルバイト探しに関する意識
- 就業意向と非就業理由
- 現在のアルバイトへの意識
- 今後希望する雇用形態
- 早期離職の実態と意識
- 就業調整の実態と意識
詳しくは「PDFデータをダウンロードする」よりご確認ください。