フリーターの意識・就労実態調査(2020年)
- 非就労のフリーターのうち、「就業意向」がある人は9割超
- 現在不安なことは、「仕事がなくなることへの不安」が28.5%と昨年比で5.2pt増加
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、「フリーターの意識・就労実態調査(2020年)」を発表しました。本調査は、年齢が15~44歳で、男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、パート・アルバイトとして働いている人、および非就労者のうち希望する雇用形態が「アルバイト・パート」の方を対象としています。
目次 [もっと見る]
調査詳細
フリーターになったきっかけ
フリーター(非就労者は無職)になったきっかけを聞くと、全体では「正社員で働くより楽だから」が最も高く24.8%、次いで「明確な職業を思い描けなかった(22.1%)」「会社を退職・離職したため(16.3%)」となった。
年代別では年齢が高いほど「正社員として雇ってくれるところがなかった」「家庭の事情のため」といった“環境要因”が理由としてあがった。特に就職氷河期に該当する年代では、不本意に非正規雇用社員となった人が一定数いると考えられる。
一方、15~24歳の回答では「芸能関係やフリーランスなど、夢のため」といった“自発的な要因”が多かった。【図1】
【図1】フリーターになったきっかけ(上位3項目)

フリーターになったきっかけ
非就労のフリーターのうち、「就業意向がある人」は92.8%。うち求職活動をしている人は33.1%にとどまった。【図2】
【図2】フリーターになったきっかけ(上位3項目)

求職活動していない理由
就業意向があるが求職活動をしていない理由は「知識・能力に自信がないから(40.9%)」という回答が多かった。【図3】
【図3】求職活動していない理由(全体との差分が大きい2項目)

フリーターの現在不安に思っていること
現在不安に思っていることは「金銭・給与面に対する不安」が最も高く59.7%、「貯金ができない(少ない)ことへの不安(49.7%)」「体力・体調面に対する不安(48.2%)」と続いた。
昨年比では「仕事がなくなることへの不安」が28.5%と5.2pt増加。新型コロナウイルスの影響による休業や事業縮小などが相次ぎ、雇用への不安が増加していると思われる。【図4】
【図4】不安内容 (複数回答)

フリーターの副業実施率と副業意向
フリーター(現在パート・アルバイトとして働いている人)で、副業を実施している割合は21.3%、若年層ほど副業実施率は高く、15~24歳では25.1%だった。
また、今後の副業意向は全世代で半数を上回った。働き方の多様化が広まっていることに加え、コロナ禍で収入が減少した人が増えたこともあり、今後も世代問わず副業ニーズが高まることが予測される。【図5】
【図5】副業実施率と副業意向

調査概要
内容 | フリーターの意識・就労実態調査(2020年) |
---|---|
調査期間 | 2020年7月3日~7月6日 |
調査対象 | 15~44歳の男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、①パート・アルバイトとして働いている人、②非就労者のうち希望する雇用形態が「アルバイト・パート」の人 |
調査方法 | インターネット調査 |
有効回答数 | 1,670名 |
レポート内目次
- 回答者プロフィール
- フリーターの実態
- 就労実態
- 就労意識
- 仕事さがし
- 離職・定着
- 今後の意向
詳しくは「PDFデータをダウンロードする」をご覧ください
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