2022年4月度
正社員の平均初年度年収推移レポート
4月の全国平均初年度年収は454.7万円。
職種別では「ITエンジニア」が555万円でトップ、高度専門人材への採用ニーズの高まりが経験者求人の年収額を牽引。
本調査は、総合転職情報サイト『マイナビ転職』(https://tenshoku.mynavi.jp/)に掲載された求人の「平均初年度年収」を未経験・経験者求人別に調査している。
調査概要
調査期間 | 2022年4月1日~2022年4月30日 |
---|---|
集計対象 | 該当月における、総合転職情報サイト「マイナビ転職」に掲載開始された求人情報から、下記除外対象データを除き集計 ※除外対象:雇用形態が正社員以外 ※厚生労働省「国民生活基礎調査 所得の分布状況」を元に、所得金額上側1%を本レポートでは外れ値として設定 |
計算方法 | マイナビ転職では、初年度年収は各求人ごとに幅をもって記載されている。当レポートでは各求人に掲載されている初年度年収の下限と上限の中間の値を平均値として「初年度年収」を算出した。(例:マイナビ転職上で初年度年収が400万~550万円だった場合、当レポート上の1案件あたりの初年度年収は475万円と計算) |
未経験者・ 経験者募集求人 の区分方法 |
マイナビ転職内で設定されたコードに基づいて、以下のように区分した。 未経験者募集求人:職種・業種ともに未経験OKの求人 経験者募集求人:職種・業種いずれか、または両方の経験を問う求人 |
本社所在地 設定方法 |
マイナビ転職の求人内において、本社窓口として設定された県をもとにエリア区分を行った(不明分を除く)。 |
エリア区分 | 全国47都道府県 関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県 関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県 東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 北海道・東北:北海道、宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県 甲信越・北陸:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県 中国・四国:広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県 九州・沖縄:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
目次
TOPICS
全体傾向
4月の全国平均初年度年収は、454.7万円(前月456.4万円、前年同月452.9万円)で前月から1.7万円の増加、前年同月から1.8万円増加した。年間平均は2018年以降増加し続けているが、2022年に入り特に経験者求人の年収増加が顕著の見られる。【図1】
4月の掲載求人の募集比率は、未経験者求人が66.4%、経験者求人が33.6%と、引き続きコロナ前より経験者求人比率が高めの傾向で推移している。【図2】
【図1】<全国>募集条件別平均初年度年収推移
【図2】掲載求人の募集条件比率推移
職種別の傾向
職種別の4月の平均初年度年収は、「ITエンジニア」が最も高く555.0万円、次いで「コンサルタント・金融・不動産専門職」で549.6万円、「企画・経営」で519.4万円となった。
前年平均と比較し2022年(1-4月)平均の増加額が高かったのも同3職種となっており、企業の高度専門職人材への採用ニーズが2022年に入りさらに高まり、経験者求人の初年度年収の引上げを牽引しているようだ。【図3】
【図3】<職種別>正社員の平均初年度年収
エリア別の傾向
エリア別の4月の平均初年度年収は、「関東」が最も高く470.5万円、次いで「関西」が440.4万円、「東海」が437.4万円と続いた。「関東」の経験者求人の初年度年収は547.3万円と、最も低い「甲信越・北陸」の456.9万円と比較すると90万円以上の差が出ている。【図4】
【図4】<エリア別>正社員の平均初年度年収(2022年4月度)
INDEX
- 概要
- 業種別
- 職種別
- PICK UP
詳しくは下のPDFデータをご覧ください