新入社員の意欲を高める内定から入社までのコミュニケーション
この特集は、大分大学の碇邦生氏とマイナビキャリアリサーチLabとの共同研究で実施した「2023年卒の内定者に対するコミュニケーション」に関する企業調査と学生調査の結果をもとに、適切な「内定後のコミュニケーション」とはどのようなものなのかを考察しています。
日本の新卒採用においては、企業が内定を出してから、学生が実際に入社に至るまでの間に数か月単位の長い空白期間が生まれますが、この期間に適切な「内定者コミュニケーション」とはどんなものがあるのか、頻度はどれくらいがよいのか、などを解説していきます。
■ライタープロフィール
碇 邦生|大分大学経済学部講師 合同会社ATDI代表
2006年立命館アジア太平洋大学を卒業後、民間企業を経て神戸大学大学院へ進学し、ビジネスにおけるアイデア創出に関する研究を日本とインドネシアにて行う。15年から人事系シンクタンクで主に採用と人事制度の実態調査を中心とした研究プロジェクトに従事。17年から大分大学経済学部経営システム学科で人的資源管理論の講師を務める。現在は、新規事業開発や組織変革をけん引するリーダーの行動特性や認知能力の測定と能力開発を主なテーマとして研究している。また、起業家精神育成を軸としたコミュニティを学内だけではなく、学外でも展開している。日経新聞電子版COMEMOのキーオピニオンリーダー。