在日外国人のアルバイト実態調査(2019年)
日本で働いてみて感じた母国とのギャップ第1位は「礼儀・作法が厳しい」
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、現在日本でアルバイトをしている在日外国人(年齢:15歳以上)を対象とした、「在日外国人のアルバイト実態調査(2019年)」の結果を発表しました。
◆ 調査概要
内容 | 在日外国人のアルバイト実態調査(2019年) |
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調査期間 | 2019年3月18日~4月1日 |
調査対象 | 現在日本でアルバイトをしている在日外国人/年齢:15歳以上 |
調査方法 | インターネット調査 |
有効回答数 | 294名 |
◆ TOPICS
在日外国人が日本で働いてみて感じたギャップは、1番目に「挨拶・マナーが厳しい(39.1%)」、それに続き「時間に厳しい(36.1%)」、「上下関係が厳しい(34.7%)」と礼儀作法について答えた人が多かった。日本特有の文化や日本人の生真面目な点が、母国とは違う仕事の厳しさにつながり、ギャップを生んでいるようだ【図1】。
在日外国人がアルバイトを探す際、魅力を感じる条件として「外国人を歓迎している(48.6%)」が最も高く、次いで「給料が高い(41.8%)」、「交通費がもらえる(37.1%)」という結果となった。特に、就労関係の在留資格を持った外国人は、この3つの条件の数値が約7割と突出して高く、アルバイトを探す上で外国人が働きやすい環境と待遇面を最も重視していることがわかる【図2】。
日本でアルバイトを探す際に大変だと思うことについて質問すると、「外国人が勤務可能な求人が少ない、又は限られている(40.1%)」が最も高く、日本における外国人アルバイトの受入れ体制に不十分さを感じていることがわかった。2位以降は「日本語での履歴書等、書類の準備(27.9%)」、「求められる日本語レベルが高すぎる(26.5%)」と続き、日本の採用フローと言葉の壁に苦戦していることがうかがえる【図3】。
◆ INDEX
1,回答者プロフィール
2,就労実態
3,就労意識
4,アルバイト探し