- 学校主催で行う キャリア・就職ガイダンス「前年度並み」が最多回答。横ばいで落ち着いた状況に移ったと言える【詳細はこちら】
- 低学年時からのキャリア教育について 低学年(学部1・2年生)対象のキャリアに関する授業(正課)は79.9%が実施【詳細はこちら】
- 学生が生成系AI(ChatGPTなど)を利用して就職活動している「実感がある」は93.5%(前年比15.3pt増)と前年から大きく上昇【詳細はこちら】
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は、全国の大学就職支援担当部署・窓口646回答(482大学+164キャンパス)を対象とした『マイナビ 2026年度 キャリア・就職支援への取り組み調査』を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。
キャリア・就職ガイダンスの延べ参加人数の増減
- 2027年卒学生向けキャリア・就職ガイダンスの延べ参加人数はすべての期間において、「前年度並み」が最多回答
2027年卒学生向けキャリア・就職ガイダンスの延べ参加人数を期間別にみると【前期 (2025年3月~8月)】では「前年度並み」が66.2%と最多で前年比3.5pt増、「増えた」は17.1%(前年比1.3pt減)、「減った」は16.6%(前年比2.3pt減)となり、増減の幅は小さく横ばい傾向となった。
続いて、【夏休み明け~年末(2025年9月~12月)】は「増えた」の回答は11.6%(前年比0.4pt減)、「減った」の回答は26.3%(前年比0.9pt減)。【年明け(2026年1月~)】は「増えた」の回答が12.6%(前年比1.0pt増)、「減った」の回答は25.2%(前年比2.0pt減)となった。
【全期間】でみると「増えた」が15.5%(前年比0.7pt減)、「前年度並み」が60.7%(前年比2.4pt増)、「減った」が23.8%(前年比1.7pt減)となり、「前年度並み」が6割を超え、参加人数は安定して推移している。【図1】
【図1】2027年卒学生のキャリア・就職ガイダンスの延べ参加人数の増減
/ マイナビ2026年度<2027年卒>キャリア・就職支援への取り組み調査
学校主催で行うキャリア・就職ガイダンス増減の理由
学校主催で行うキャリア・就職ガイダンス増減の理由を大学のコメントに求めると以下の【図2】のように様々な理由があった。
【図2】学校主催で行う就職ガイダンス増の理由/ マイナビ2026年度<2027年卒>キャリア・就職支援への取り組み調査
増えた理由には、前期のガイダンス回数の増加や低学年向け講座の拡充といった機会そのものの拡大に加え、オンデマンドと対面の使い分け、登校日や必須イベントに合わせた日程変更、学科別実施への切り替え、単位認定化といった設計の見直しが挙げられた。
さらに、指導教員を通じた周知やリマインドメール、掲示・フライヤーの改善など、告知面の工夫も重ねられている。学生のニーズや行動実態に合わせて接点の作り方を一つずつ見直してきた、地道な対応の積み重ねによるものと言えそうだ。
低学年時からのキャリア教育について
- 低学年(学部1・2年生)対象のキャリアに関する授業(正課)は79.9%(前年比1.7pt減)が実施
低学年(学部1・2年生)対象のキャリアに関する授業(正課)は79.9%(前年比1.7pt減)が実施していた。開始時期は「学部1年生4月」が62.7%と突出して高く、次点で「学部2年生4月」が13.9%となった。【図3】
【図3】低学年時からのキャリア教育について
/マイナビ2026年度<2027年卒>キャリア・就職支援への取り組み調査
キャリア支援・就職支援で特に知りたいとおもう情報
- キャリア支援・就職支援に関して、特に知りたいとおもう情報について、1位は前年に引き続き「他大学の支援事例(68.7%)」
キャリア支援・就職支援に関して、特に知りたいとおもう情報について、1位は前年に引き続き「他大学の支援事例(68.7%)」となった。2位は「企業の採用動向(50.7%)」が前年比2.5pt増と大きく5位から2位へと順位を上げ、3位は「学内イベントの動員対策(49.5%)」となった。
「低学年支援」も47.0%と高く、変化への対応が求められる中で、企業や他大学の具体的な事例・動向をキャッチしておきたいと推察される。【図4】
【図4】キャリア支援・就職支援で特に知りたいとおもう情報
/マイナビ2026年度<2027年卒>キャリア・就職支援への取り組み調査
キャリアセンターの負荷
- キャリアセンターの負荷2026年卒と比べて「前年度並み」が最多の64.8%(前年比0.2pt増)
- 負荷を解消すべき業務は前年に引き続き「企業等の来校への対応」が39.4%(前年比0.9pt増)となり最多
2027年卒のキャリアセンターの負荷は26年卒と比べてどうかを聞いたところ、「前年度並み」が最多の64.8%(前年比0.2pt増)、「増えた」は32.6%(前年比0.3pt減)、「減った」は2.7%(前年比0.2pt増)となり、昨年とほぼ同じ構成比となった。
負荷を解消すべき業務としては、前年に引き続き「企業等の来校への対応」が39.4%(前年比0.9pt増)となり最多となった。次いで「学内企業説明会の運営」が30.9%、「学生面談(エントリーシート添削)」が26.2%となった。企業対応と学内イベント運営に負荷が集中している状況が続いている。【図5】
【図5】キャリアセンターの負荷
/マイナビ2026年度<2027年卒>キャリア・就職支援への取り組み調査
学生の生成系AI(ChatGPTなど)利用に関して
- 学生が生成系AI(ChatGPTなど)を利用して就職活動している「実感がある」は93.5%(前年比15.3pt増)と前年から大きく上昇
- 学生へのキャリア・就職支援においてどのようにAI活用、1位は「文書作成・校正(案内文・メール等)」が42.1%
学生が生成系AI(ChatGPTなど)を利用して就職活動している実感があるかどうかを聞いたところ、「実感がある」は93.5%(前年比15.3pt増)と前年から大きく上昇し、学生のAI利用が一般化していることがうかがえる。
学生が就職活動において生成系AI(ChatGPTなど)を活用することに対しての考えに関しては、「積極的に活用してほしいと思う」が17.3%(前年比1.9pt増)となったが、「使い方を慎重に検討したうえで活用してほしいと思う」が79.5%(前年比3.3pt増)と圧倒的に高かった。
活用してほしいと考えつつも、個人情報や真偽不明なデータの取り扱いなどリスクがあることとセットで伝える必要もあり、慎重な検討もしてほしいという思いが交錯する結果となった。
近年増えているAI面接の対策として、今後実施したいもの(現在実施しているものを含む)を聞いたところ、「AI面接模擬ツールの提供・活用支援」が35.9%、「AI面接対策セミナーの実施」が34.6%、「AI面接導入企業の情報提供」が26.7%となった。一方で「特にない」も38.1%と最も高い数値となっており、対策に着手している大学と、まだ検討段階にとどまる大学とで対応が分かれている状況がうかがえる。
学生へのキャリア・就職支援においてどのようにAIを活用しているかを聞いたところ、1位は「文書作成・校正(案内文・メール等)」が42.1%、2位は「エントリーシート(ES)・履歴書の添削支援」が39.2%、3位は「ガイダンス・イベント企画(企画書・スライド作成等)」が26.5%となった。「特に活用していない」は31.1%であった。学生への直接支援よりも、案内文の作成や企画立案といった業務側での活用が先行しており、まずは業務効率化の手段としてAIの導入が進んでいると推察される。【図6】
【図6】学生の生成系AI(ChatGPTなど)利用に関して
/マイナビ2026年度<2027年卒>キャリア・就職支援への取り組み調査
調査概要
| 内容 |
大学等のキャリア・就職支援の実態に関する調査 |
| 調査期間 |
2026年6月16日~2026年7月15日
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| 調査対象 |
全国の大学就職支援担当部署・窓口
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| 調査方法 |
調査票を大学にメールにて配布 、WEB上のアンケートフォームより回収 |
| 有効回答数 |
646(482大学+164キャンパス )
※同じ大学でも就職窓口が個別に存在し、独自の支援を行っているケースがあるため、各1回答として集計 |
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