宮本祥太
調査担当者
キャリアリサーチLab研究員
SHOUTA MIYAMOTO
  • 転職活動の動機に「給与」が含まれる割合は8割以上。若年層ほど転職動機における給与の重要度が高い傾向【詳しくはこちら】
  • 転職時に希望する年収上昇幅は「5%~10%」が33.2%で最多。一方で「上昇を特に求めていない」割合も2割程度【詳しくはこちら】
  • 約7割が「年収が下がる転職は受け入れられない」。若年層ほど年収が下がる転職への抵抗感が強い傾向【詳しくはこちら】
  • 希望年収に満たない場合でも転職しようと考える条件、「将来的な収入増加が見込める」が47.6%で最多【詳しくはこちら】

株式会社マイナビは、正社員の20代~50代男女のうち、直近1年間(2025年7月~2026年6月)に転職活動をした1,500名を対象に「転職活動実態調査(2026年)」を実施した。

直近1年間に転職活動をした1,500名の内訳は、①直近1年以内に実際に転職した人(=転職者)500名、②転職活動をしたが直近1年以内に転職していない人(=転職活動者)1,000名。

転職活動動機における給与の影響

  • 転職活動の動機に「給与」が含まれる割合は8割以上
  • 若年層ほど転職動機における給与の重要度が高い傾向

直近1年間に転職活動を行った正社員に、転職活動を始めた理由を聞いたところ、「給与が低かった(29.4%)」が前年に続き最多となった。【図1】

【図1】転職活動を始めた理由
【図1】転職活動を始めた理由

また、「転職活動を行った動機として給与はどれくらい影響していたか」を聞くと、「給与は動機の中でも比較的重要だった(38.1%)」が最多で、「給与は主要な動機だった(27.9%)」、「給与は動機の一つだった(21.3%)」と続き、「給与が動機」の計は87.4%となった。

特に若年層で、給与を転職活動の動機とする傾向がみられ、給与は転職を検討する際の重要な判断材料になっていることがうかがえる。【図2】

【図2】転職活動の動機として、給与はどれくらい影響していたか
【図2】転職活動の動機として、給与はどれくらい影響していたか

希望の年収上昇幅

  • 転職時に希望する年収上昇幅は「5%~10%」が33.2%で最多
  • 年代が上がるほど「上昇を特に求めていない」割合が高い傾向

「転職する場合、現実的に期待していた年収の上昇幅はどの程度だったか」を聞いたところ、「5%以上~10%未満(33.2%)」が最も高く、「10%以上~20%未満(20.3%)」と続いた。一方、「上昇を特に求めていない」は19.0%となり、年代が上がるほど高い傾向がみられた。【図3】

【図3】転職する場合に現実的に期待していた年収の上昇幅
【図3】転職する場合に現実的に期待していた年収の上昇幅

年収低下の許容度

  • 約7割が「年収が下がる転職は受け入れられない」
  • 若年層ほど年収が下がる転職への抵抗感が強い傾向

「転職によって年収が下がる可能性」についての考えを聞いたところ、「転職によって年収が下がる可能性」についての考えを聞いたところ、「年収が下がる転職は受け入れられない」計は68.6%となった。一方、「年収が下がる場合でも受け入れる」計は31.4となった。年代別では、若年層ほど「年収が下がる転職は受け入れられない」とする割合が高い傾向がみられた。【図4】

【図4】転職によって年収が下がる可能性について
【図4】転職によって年収が下がる可能性について

また、「転職する場合、年収がどの程度まで下がることを許容できるか」では、「年収は下げたくない(50.5%)」が最多で、「5%以上~10%未満(18.4%)」「5%未満(14.6%)」と続いた。

転職によって年収が下がることについては半数以上が年収は下げたくない一方で、10%未満であれば許容できる層も一定数みられる結果となった。【図5】

【図5】転職する場合、年収がどの程度まで下がることを許容できるか
【図5】転職する場合、年収がどの程度まで下がることを許容できるか

希望年収に満たない場合の受入条件

  • 希望年収に満たない場合でも転職しようと考える条件は「将来的な収入増加が見込める」が47.6%で最多

希望年収額に満たない場合、どのような条件があれば転職しようと考えるかを聞いたところ、「将来的な収入増加が見込める(47.6%)」が最も多く、「労働時間・働き方が改善する(44.5%)」が続いた。

年代別では40代・50代で「仕事内容・やりがいが向上する」「人間関係・職場環境が改善する」がともに4割を超え、年代が上がるほど高い傾向がみられた。

【図6】転職候補先があなたの希望した希望額に満たない場合、どのような条件があれば転職しようと考えるか
【図6】転職候補先があなたの希望した希望額に満たない場合、どのような条件があれば転職しようと考えるか

調査担当者コメント

今回の調査結果からは、給与が転職活動の理由の一つとして大きな要素になっていることがうかがえました。

特に、転職によって年収が下がることに対する抵抗感は強い傾向で、年収アップを重視して転職活動をする人も一定数いるようです。転職しようとする人がどれほどの年収額を望むかは業種や職種、年代によっても違いますが、希望額に満たない場合でも、労働時間が減ることや将来的な年収増加が見込める場合には、転職しようと考える層も一定数みられました。

中途採用を行う企業にとっては、給与水準が求める経験やスキルに見合ったものであるかをよく確認することが重要です。また、求職者に対しては、現職の年収や希望額を把握するだけでなく、将来どのような昇給が見込めるか、労働時間や仕事内容についてを丁寧に示すことがミスマッチの低減に繋がるのではないでしょうか。

キャリアリサーチLab研究員 宮本 祥太

調査概要

内容 転職活動実態調査(2026年)

調査方法

インターネット調査(外部パネル)

調査対象

正社員として働いている20代~50代の男女のうち、

直近1年間(2025年7月~2026年6月)に転職活動をした人:1,500サンプル

①転職者:500サンプル(直近1年間に転職活動を行い、直近1年以内に転職した)

②転職活動者:1,000サンプル(直近1年間に転職活動を行ったが、転職はしていない)

調査期間

スクリーニング調査:2026年7月1日~7月15日

本調査:2026年7月8日~7月15日

補足 調査結果は、端数四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります

詳しくは「PDFデータをダウンロードする」よりご覧ください

同一調査一覧

同カテゴリの調査一覧

最新調査更新日:2026.06.02

調査対象:
  • 企業
  • 個人
  • その他
中途採用・転職 総括レポート

企業の中途採用と個人の転職動向について、転職市場の1年間を総括した調査レポート
【主な項目】
雇用市場の概観/企業の動向/求職者の転職動向

最新調査更新日:2026.03.23

調査対象:
  • 個人
転職動向調査

直近1年間に転職した求職者の転職実態やその意識を把握できる調査レポート
【主な項目】
転職の実態/前職から現職の変化/現職の状況/これまでの転職経験/仕事や転職に対する意識/PickUpトピック

最新調査更新日:2026.03.27

調査対象:
  • 企業
中途採用状況調査

直近1年間の企業中途採用状況や今後の採用動向を把握できる調査レポート
【主な項目】
社内状況と中途採用状況/中途採用の選考状況/中途採用数・退職者人数/中途採用の印象/今後の中途採用の見通し/利用サービス・手法/中途採用費用/PickUpトピック

最新調査更新日:2026.09.14

調査対象:
  • 企業
  • その他
正社員の平均初年度年収推移レポート

マイナビ転職の掲載求人における正社員の平均初年度年収の推移をまとめた調査レポート
【主な項目】
業種別推移/職種別推移/エリア別推移

最新調査更新日:2026.09.14

調査対象:
  • 企業
  • その他
正社員の求人件数・応募数推移レポート

マイナビ転職の掲載求人における正社員の求人件数/応募数の推移をまとめた調査レポート
【主な項目】
業種別の推移/職種別の推移/本社所在地別の推移

最新調査更新日:2026.09.29

調査対象:
  • 企業
  • 個人
中途採用・転職活動の定点調査

企業の中途採用状況と個人の転職活動状況などを月次で把握できる毎月実施される定点調査レポート
【主な項目】
企業の中途採用動向/転職活動を行った正社員の動向/PickUpトピック

最新調査更新日:2026.09.24

調査対象:
  • 個人
転職活動実態調査

直近1年間に転職活動を行った求職者の転職行動の特性や意識を把握できる調査レポート
【主な項目】
転職活動の実態/転職活動の動機・印象/転職後の実態/転職サービス利用実態/PickUpトピック

最新調査更新日:2026.09.28

調査対象:
  • 企業
中途採用実態調査

直近半年から今後の採用意向など、企業の中途採用実態が把握できる調査レポート
【主な項目】
社内状況と中途採用状況/中途採用者について/今後の中途採用/利用サービス・手法/中途採用の選考/PickUpトピック

最新調査更新日:2026.04.14

調査対象:
  • 企業
企業の雇用施策に関するレポート

直近1年間に中途採用を行った企業の雇用施策実施状況を把握できる調査レポート
【主な項目】
実施済みの施策・今後実施予定の施策/教育訓練費用/賃上げ/定年延長/PickUpトピック

最新調査更新日:2026.09.16

調査対象:
  • 企業
  • 個人
  • その他
正規・中途市場のトレンド分析

正社員の中途採用市場/転職市場のトレンドを把握できるテーマ別調査レポート
【主な項目】
ボーナスに関する調査レポート/退職代行サービスに関する調査レポートなど

最新調査更新日:2024.04.02

調査対象:
  • 個人
エリア別の個人向け調査レポート

転職動向調査/転職活動における行動特性調査それぞれを10の「エリア別」に分析した詳細レポート

最新調査更新日:2024.04.02

調査対象:
  • 個人
業種別の個人向け調査レポート

転職動向調査/転職活動における行動特性調査それぞれを11の「業種別」に分析した詳細レポート

最新調査更新日:2024.04.02

調査対象:
  • 個人
職種別の個人向け調査レポート

転職動向調査/転職活動における行動特性調査それぞれを9の「職種別」に分析した詳細レポート

最新調査更新日:2024.04.02

調査対象:
  • 企業
エリア別の企業向け調査レポート

中途採用状況調査/中途採用実態調査それぞれを10の「エリア別」に分析した詳細レポート

最新調査更新日:2024.04.02

調査対象:
  • 企業
業種別の企業向け調査レポート

中途採用状況調査/中途採用実態調査それぞれを11の「業種別」に分析した詳細レポート

最新調査更新日:2023.10.12

調査対象:
  • 企業
企業による多様な働き方実現に関するレポート

直近半年間に中途採用を行った企業の多様な働き方施策を把握できる調査レポート
【主な項目】
男性育休/副業・兼業/週休3日制度/人的資本/女性役員割合