- 正社員の約3人に1人が推し活、20代女性では6割超【詳しくはこちら】
- 推し活実施者の6割超が「推し活のために仕事を頑張っている」【詳しくはこちら】
- 企業側の11.0%が「推し活休暇」などの支援制度を導入【詳しくはこちら】
株式会社マイナビは、20~59歳の正社員約2万人と中途採用担当者816名を対象に実施した「推し活と仕事に関する調査2026年」を発表した。
※「推し活(おしかつ)」とは、有名人やアニメ、ゲーム等のキャラクターや鉄道等、応援する対象にお金を使う消費形態のことを指す。若者の特徴的な消費形態であることや、市場規模の大きさから近年注目されている
正社員の「推し活」状況
- 正社員の約3人に1人が推し活をしている、20代女性は6割超で最多
- 推し活実施者の6割超が「推し活のために仕事を頑張っている」
推し活をしている割合
20~50代の正社員で現在「推し活をしている」割合は全体で32.3%となり、働く人の約3人に1人が推し活をしていることが分かった。性年代別にみると、20代女性では61.2%、20代男性では48.1%と約半数にのぼり、若年層は男女ともに推し活をしている割合が高い傾向が見られた。【図1】
【図1】正社員の推し活をしている割合/【正社員2万人に聞いた】推し活と仕事に関する調査2026年
推し活のために仕事を頑張っていると思うか
推し活実施者に「推し活と仕事・私生活の関係」について聞いたところ、「推し活のために仕事を頑張っていると思う」割合は全体で62.8%だった。年代別では、20代が69.4%で最も高かった。仕事に対するモチベーションにも一定の関連がある可能性がうかがえる。【図2】
【図2】推し活のために仕事を頑張っていると思うか/【正社員2万人に聞いた】推し活と仕事に関する調査2026年
推し活の内容
- 推しの対象は「アーティスト・音楽」が最多、性年代で異なる「推し」の傾向
- 推し活にかける費用は平均月額1.4万円、若年層が高額な傾向
推し活の対象
推し活実施者に対して「具体的な推し活の対象」を聞いたところ、全体では「アーティスト・音楽」が最も多く、次いで「スポーツ」、「日本のアイドル」だった。そのほか、「キャラクター・マスコット」や「アニメ」、「YouTuber・配信者・VTuber」なども挙がっており、推し活の対象は幅広いことがうかがえる。
性年代別にみると、20代男女や30代女性では「日本のアイドル」が上位に挙がる一方、30代以上の男性では「スポーツ」、40代・50代女性では「アーティスト・音楽」が最多で、推し活の対象には性年代による特徴の違いがみられた。【図3】
【図3】推し活の対象/【正社員2万人に聞いた】推し活と仕事に関する調査2026年
推し活にかける費用
推し活で1カ月当たりに使う平均金額は14,125円となり、性年代別では20代男性(20,485円)が最も高く、30代女性(17,330円)、20代女性(16,888円)と続き、若年層は比較的に推し活に使う平均金額が高い傾向がみられた。【図4】
【図4】推し活に使う金額/【正社員2万人に聞いた】推し活と仕事に関する調査2026年
推し活と企業選び
- 推し活実施者の2人に1人以上が、推し活がしやすい企業に魅力を感じる
- 求める環境は「休暇の取りやすさ」「フレックスタイム制度」「周囲の理解」
推し活実施者に自身が働く上で「推し活がしやすい企業に魅力を感じると思うか」を聞いたところ、全体の56.4%が「そう思う」と回答し、年代別では20代(61.7%)が最も高い結果となった。推し活がしやすい職場の具体例では、「休暇が取りやすい」「フレックスタイム制度がある」「テレワークができる」「周囲から批判されない環境」などの声が寄せられた。【図5】
【図5】推し活と企業選び/【正社員2万人に聞いた】推し活と仕事に関する調査2026年
企業の制度導入状況
- 推し活支援制度を導入している企業は11.0%
- 企業規模が大きいほど導入率が高い傾向
企業の中途採用担当者に対して、従業員の推し活を支援する制度の導入状況を聞いたところ、「導入されている」割合は11.0%だった。従業員規模別にみると、50名以下では3.6%、51~300名では9.1%、301名以上では16.6%となり、企業規模が大きいほど導入率が高い傾向がみられた。
導入されている制度の内容としては、「推し活休暇制度」のほか、「補助金の支給」や「リフレッシュ休暇制度」などが挙げられた。【図6】
【図6】企業側の支援/【正社員2万人に聞いた】推し活と仕事に関する調査2026年
調査担当者コメント
今回の調査からは、働く人の約3人に1人が推し活をしていることが分かった。特に20代では男女ともに推し活実施率が高く、20代女性では6割を超えている。また、推し活実施者の6割以上が「推し活のために仕事を頑張っている」と回答した。働く目的は必ずしも仕事の中だけに存在するものではなく、私生活における大切な活動が日々のモチベーションにつながっている人も少なくないことがうかがえる。
さらに、推し活がしやすい職場としては「休暇が取りやすい」「フレックスタイム制度がある」「周囲から批判されない環境」などが挙げられた。今回の結果からは、推し活支援制度の有無だけでなく、働く人が大切にしている活動や価値観と両立しやすい環境も求められていることがうかがえる。
また、従業員がそれぞれ大切にしている活動や価値観を尊重しながら働ける環境づくりは、仕事への前向きな意識を支える要素の一つとなるのではないだろうか。
キャリアリサーチLab研究員 朝比奈あかり
調査概要
| 調査期間 |
2026年7月1日(水)~ 2026年7月7日(火) |
| 調査方法 |
インターネット調査 |
| 調査対象 |
企業側:2025年1~6月に中途採用業務を担当し、募集活動をしており、採用費用の管理・運用に携わっている人事担当者 個人:従業員数3名以上の企業に所属している全国の20‒50代の正社員 |
| 有効回答数 |
企業側:816件 個人:20,545件 |
※調査結果は端数四捨五入の関係で合計が100%にならない場合がある
※n=30以下は参考値