- 2025年のマイナビ転職の求人件数は2023年平均比162.3%【詳しくはこちら】
- 2024年の正社員の転職率は前年から微増し、過去最高水準【詳しくはこちら】
- 転職後に年収が上がった割合は約4割【詳しくはこちら】
株式会社マイナビは、2025年における中途採用・転職市場を3部構成でまとめた、「中途採用・転職総括 レポート2026年版(2025年実績)」を発表した。第1部は「雇用市場の概況」、第2部は「企業の中途採用状況」、第3部は「求職者の動向」についてまとめている。
雇用市場の概況
有効求人数・有効求職者数および有効求人倍率の推移
2025年の有効求人倍率は1.22倍(前年比0.03ptマイナス)。前年と比べ求人数、求職者数がともに減少している。【図1】
【図1】有効求人数、有効求職者数および有効求人倍率の推移
出典:厚生労働省 一般職業紹介状況 パートタイム含む実数
雇用人員 判断D.I.
2025年は業種問わず「人材不足」の状態で推移している。不足感は変わらず高い様子が見られたが、前年からは微減となった。
業種別で見ると不足感が高かった業種は「建設業」だった。「宿泊業,飲食サービス業」は2024年までは不足感の増加が顕著だったが、2025年で減少に転じた。【図2】
【図2】雇用人員 判断D.I.(「不足」-「過剰」)ー正社員等 5月時点の年推移
出典:厚生労働省「労働経済動向調査」
企業の中途採用状況
マイナビ転職の掲載求人件数推移
2025年の求人掲載数は前年を上回り、企業の正社員採用活動はさらに活発に実施されていた。2026年以降は180%以上の高水準で推移している。【図3】
【図3】マイナビ転職 掲載求人件数推移(2023年平均を100%とした)
出典:マイナビ「正社員求人の掲載数・応募数推移レポート」
2026年の中途採用の見通し
今後の企業の中途採用活動はさらに活発化する見通し。業種別で見ると、「経験者採用に積極的計」は「医療・福祉・介護」が最も高く、「未経験者採用に積極的計」は「運輸・交通・物流・倉庫」が最も高かった。【図4】
【図4】今後(2026年)の中途採用の見通し
出典:マイナビ「中途採用状況調査2026年版(2025年実績)」
転職者の動向
正社員の転職率
2025年の正社員の転職率は、前年から0.4pt増加の7.6%となり、前年から微増した。調査開始から最高値だった2022年と同等の水準となっている。【図6】
【図6】正社員の転職率(20-50代)
出典:マイナビ「転職動向調査2026年版(2025年実績)」
転職前後の年収差
転職前後の年収はともに「300~349万円」が最も多かったが、転職後は300万円未満が減少し、700~849万円の回答数が増加している。
単一回答をもとに平均年収を求めると、転職前は平均514.5万円、転職後は平均533.7万円となり、19.2万円の差となった。年収が上がった割合は全体で39.7%で下がった割合を上回った。性年代別にみると、年収が上がった割合が最も高かったのは男性20代で46.9%だった。【図7】
【図7】転職前後の年収
出典:マイナビ「転職動向調査2026年版(2025年実績)」
2025年の中途採用のまとめ
企業
- 企業の業況感は、良好な水準を維持。製造業は、IT関連需要の増加や関税引き上げの影響緩和などを背景にプラス幅を拡大している。
- 2025年のマイナビ転職の求人件数は前年を上回って推移。さらに活発な採用活動が行われていた。
- 企業の人手不足感は高まっており、中途採用の印象は「厳しかった」が8割となっている。
- 「組織の強化・活性化」「年齢など人員構成の適正化」等の今後を見据えた採用活動が多く行われ、採用基準は前年と比べて厳しくした企業が多かった。
- 2026年以降の中途採用はさらに活発化する予定。特に経験者に力を入れる企業が多い見通し。
転職者
- 2025年の正社員の転職率は前年から微増している。
- 活動量に関しては、応募数が平均13.6件、面接数は平均3.8件、内定獲得数は平均2.3件となった。
- 転職活動を始めた理由トップは「給与が低かった」。入社を決めた理由トップも「給与が良い」となっており、前年から引き続き、物価高を受け給与を理由に転職活動や転職を決意した人が多かったようだ。
- 転職後に年収が上がった割合は約4割となっており、女性50代以外のすべての性年代で「年収が上がった」が「下がった」を上回った。
レポート内目次
- 第1部:雇用市場の概観 ・・・ P.4~7
- 第2部:企業の中途採用状況 ・・・ P.9~14
- 第3部:転職者の動向 ・・・ P.16~21
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