- アルバイトで生計を立てている40~65歳の42.4%が「直属の上司が自身よりも年下」。【詳しくはこちら】
- 年下上司の良かったことは「話しやすく、相談しやすい」。「過度に気を遣わずに接することができた」は年上上司を9.3pt上回る【詳しくはこちら】
- 37.9%が年下上司で不満だったことがあると回答。40〜55歳(氷河期世代)では相談しにくさや遠慮によるやりづらさが生じやすい傾向【詳しくはこちら】
- 年下上司の人は、年上上司の人と比べて「働きぶりが認められていると思う」が低い傾向。特に40〜55歳(氷河期世代)で8.5pt低い【詳しくはこちら】
ミドル・シニアアルバイトの年下上司の割合
- アルバイトで生計を立てている40~65歳の42.4%が「直属の上司が自身よりも5歳以上年下」
- 50代を境に年下上司をもつ人は約半数を超える
アルバイトで生計を立てている40~65歳の42.4%が「直属の上司が自身よりも5歳以上年下」となった。
自身の年齢があがるほど上司が年下となる割合が増加し、50代を境に年下上司が51.8%で年上上司(34.1%)の比率と逆転した。
従来の年功序列的な運用の見直しや管理職の担い手不足を背景に、若手世代がリーダー職を担うケースもみられ、年下の上司をもつ人が増えていくことも考えられる。【図1】
【図1】直属の上司は自分よりも年上か年下か/マイナビ「ミドル・シニアのアルバイトと年下上司に関する調査」
年下上司でよかったこと
- 年下上司で良かったことは「話しやすく、相談しやすい」が最多
- 「過度に気を遣わずに接することができた」は年上上司を9.3pt上回る
年下上司をもつ人に年下上司でよかったことを聞いたところ、「話しやすく、相談しやすかった」が32.5%で最も多かった。次ぐ「過度に気を遣わずに接することができた」は23.8%で、年上上司についての回答(14.5%)よりも9.3pt高かった。
一方で、「仕事の進め方や判断が適切だった(10.5%)」「別の経験や価値観を知ることができた(8.9%)」といった回答は比較的低い結果となった。
経験値や判断力においては課題が残るものの、年上上司と比べて、気を張らずにフラットに接しやすい強みがわかった。【図2】
【図2】年上・年下上司でよかったこと(複数回答)/マイナビ「ミドル・シニアのアルバイトと年下上司に関する調査」
年下上司で不満だったこと
- 37.9%が年下上司で不満だったことがあると回答
- 40〜55歳(氷河期世代)では相談しにくさや遠慮によるやりづらさが生じやすい傾向
年下の上司で不満に思ったことはあるかを聞いたところ、37.9%は「不満だったことがある」と回答した。【図3】
【図3】年下の上司で不満に思ったことはあるか/マイナビ「ミドル・シニアのアルバイトと年下上司に関する調査」
具体的には「距離感がつかみにくかった(12.7%)」「価値観や働き方の考えにズレを感じた(10.2%)」「コミュニケーションの調子が合わなかった(10.0%)」が続いた。
世代別でみると、特に40〜55歳(氷河期世代)において不満の回答が多く、「距離感がつかみにくかった(15.0%)」「話しかけづらく、相談しにくいと感じた(12.3%)」「遠慮ややりづらさが生まれた(8.4%)」において56〜65歳(バブル世代)よりも5pt以上高かった。
氷河期世代はバブル世代と比べて年下上司との心理的な距離が開きやすいことがうかがえる。【図4】
【図4】年下の上司で不満に感じたこと(複数回答)/マイナビ「ミドル・シニアのアルバイトと年下上司に関する調査」
年下・年上上司と「認められている実感」
- 年下上司をもつ人は、年上上司をもつ人と比べて「働きぶりが認められていると思う」が低い傾向
- 特に40〜55歳(氷河期世代)で8.5pt低い
年下上司をもつ人は年上上司をもつ人と比べて「現在のアルバイト先であなたの働きぶりは認められていると思う」と回答した割合が低い傾向にあった。氷河期世代では「そう思う計」の割合が59.4%で、年上上司の場合と比べて8.5pt低い結果となった。
評価やフィードバックが伝わりにくく、働きぶりが認められているという実感が得られにくいことが想定される。特に氷河期世代においては遠慮や相談がしにくい雰囲気が生まれやすいことから、円滑なコミュニケーションが妨げられ、評価に対する納得感の低さにつながっていることが考えられる。【図5】
【図5】現在のアルバイト先であなたの働きぶりは認められていると思うか/マイナビ「ミドル・シニアのアルバイトと年下上司に関する調査」
調査者コメント
本調査では、人手不足や役割重視の働き方を背景に「年下上司」との関係性について分析しました。
その結果、年下上司は年上上司と比べて気を張らず、フラットに接しやすい強みがみられました。年齢・立場ともに自身より上である年上上司に比べて、年下上司に対しては緊張がやわらぎやすいのではと考えます。
一方で、距離感のつかみにくさや価値観のズレなどの不満もみられ、コミュニケーションが難しくなる側面も確認されました。特に就職氷河期世代では、遠慮や話しかけづらさといった心理的距離が顕著でした。
また、年下上司をもつ人、特に就職氷河期世代は、「働きぶりが認められている」と感じる割合が年上上司の場合より低い結果となりました。フラットさを活かしつつ、評価を明確化し納得感を高める取り組みが求められます。
年齢にとらわれない相互理解と適切なコミュニケーションのある職場環境が、多世代が満足感を持って、ともに働き続けられる職場づくりにつながるでしょう。
マイナビキャリアリサーチLab研究員 元山春香
調査概要
| 内容 |
ミドル・シニアのアルバイトと年下上司に関する調査 |
| 調査期間 |
2026年2月18日~ 2026年3月2日 |
| 調査対象 |
40~65歳の、現在アルバイトで生計を立てている人(アルバイト週5日以上勤務で被扶養者ではない人※主婦を除く)
※総務省統計局「労働力調査基本集計(2025年)」の15歳以上パート・アルバイト就業者数の性別・エリアの構成比を元にウェイトバックを行っています。
※調査結果は、端数四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります。
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| 調査方法 |
インターネット調査 |
| 有効回答数 |
569サンプル
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