- AIなどテクノロジー導入により、45.2%の企業がアルバイトの新規採用数を抑制【詳しくはこちら】
- 採用数を抑制した企業ほど、各種テクノロジーの導入が進む【詳しくはこちら】
- 2025年にアルバイトの不足を感じた企業は57.5%と2年連続減少【詳しくはこちら】
アルバイトの採用状況
アルバイト採用活動の印象
2025年のアルバイト採用活動の印象を聞くと「厳しかった(非常に厳しかった+厳しかった)」企業の割合が47.0%(前年比0.2pt増)で、アルバイトの採用難易度は年々増加している。一方、アルバイト人材の不足感は57.5%(前年比0.4pt減)と2年連続で減少した。【図1】
【図1】前年と比較したアルバイト採用活動の印象/AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)
アルバイト人材の不足感
- アルバイト人材の不足感は、採用難易度と対照的に2年連続で減少
一方、アルバイト人材の不足感は57.5%(前年比0.4pt減)と2年連続で減少した。アルバイト人材の不足感を業種別でみると、[警備・交通誘導(セキュリティ等)]が72.7%でもっとも高く、次いで[介護(70.0%)]となった。団塊世代が後期高齢者となり「2025年問題」が課題視される[介護(前年比6.5pt増)]では、前年から不足感が強まっている。【図2】
【図2】アルバイト人材の不足感の推移/AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)
採用目標人数
- 2025年の採用目標人数は平均34.5人で、前年から減少
また、2025年のアルバイト採用目標人数は平均34.5人で前年から減少し(前年比9.5pt減)、採用人数は平均22.3人で前年同値となった。その結果、目標達成率(採用人数÷採用目標数)は64.6%で、2021年以降もっとも高い結果となった。【図3】
【図3】アルバイト人材の採用目標達成率/AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)
テクノロジー導入による影響
テクノロジーの導入率
- AIやロボットなどのテクノロジー導入率は50.9%
AIやロボットなどのテクノロジーを導入している企業の割合は50.9%だった。業種別では、[販売・接客(コンビニ・スーパー)]が82.5%でもっとも高く、[販売・接客(パチンコ・カラオケ・ネットカフェ)]が77.8%、[製造ライン・加工(メーカー)]が65.6%と続いた。【図4】
![【図4】AIやロボットなどのテクノロジー導入率/AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)]()
【図4】AIやロボットなどのテクノロジー導入率/AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)
テクノロジーの導入による新規採用数の抑制
- 直近1年間でテクノロジー導入によってアルバイト新規採用数の抑制を行った企業は45.2%
また、テクノロジー導入企業に対し、直近1年間でテクノロジー導入によってアルバイト新規採用数の抑制が発生したか聞いたところ、「2025年に発生した」は45.2%となり半数近くの企業が抑制を行ったと回答した。
業種別では[建築・土木作業員(建設・土木・設備工事)]が59.2%でもっとも高く、次いで[製造ライン・加工(メーカー)]が58.5%、[ホールキッチン・調理補助(飲食・フード)]が54.2%だった。【図5】
【図5】(直近1年間)テクノロジーによるアルバイト新規採用数の抑制発生率/AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)
導入しているテクノロジーの内容
- 新規採用数を抑制した企業の方が各種それぞれのテクノロジー導入が進む
また、新規採用数を抑制した企業の方が、抑制していない企業と比べ、テクノロジーの導入割合が高いことがわかった。
特に、[製造ライン・加工(メーカー)]では「ロボットや自動化機器(物品の運搬・移動)(54.2%)」「在庫や物流管理システム(管理業務)(52.1%)」が高く、[事務・データ入力・受付・コールセンター][販売・接客(パチンコ・カラオケ・ネットカフェ)]では「AIチャットボット(問い合わせ対応)」の導入が目立った。
テクノロジーの革新と導入拡大により、業務効率化のみならず、企業におけるアルバイト採用のあり方にも変化が生じている。【図6】
【図6】導入しているテクノロジーの内容/AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)
正社員登用の動き
アルバイトからの正社員登用実績
- アルバイトから正社員登用を実施した企業割合は21.2%
直近1年間にアルバイトから正社員に変更になった人がいる企業の割合は、21.2%だった。業種別では[介護]が32.5%でもっとも高く、[警備・交通誘導(セキュリティ等)][製造ライン・加工(メーカー)]が同率28.8%で続いた。
アルバイト人材の不足感が強い業種では、正社員登用を通じて人手不足を緩和する動きがみられた。こうした取り組みは、採用難が続く状況下で、企業が安定的な人材確保を図る戦略の一環として位置づけられているのではないだろうか。【図7】
【図7】直近1年間のアルバイトからの正社員登用実績/AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)
今後のアルバイト採用に対する考え
アルバイト採用の見通し
- 2026年のアルバイト採用の見通しで「厳しくなる」と回答した企業は約半数
2026年のアルバイト採用の見通しを聞いたところ、「厳しくなる(非常に厳しくなる+厳しくなる)」の合計が52.8%(前年比2.4pt減)と、前年まで続いていた増加傾向は、2025年に減少へと転じた。【図8】
【図8】2026年のアルバイト採用の見通し/AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)
採用数の増減予定
- 採用数を前年より「増やす予定」の企業2年連続の減少
また、採用数の増減について、「変わらない予定」と回答した企業は42.4%でもっとも高く、次いで「増やす予定」が32.8%(前年比1.9pt減)で、2年連続の減少となった。【図9】
【図9】2026年のアルバイト採用の見通し/AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版)
調査者コメント
生産労働人口の減少が続く中、2025年のアルバイト人材不足感はわずかに緩和されました。その背景には、AIやロボットなどのテクノロジー導入による業務の一部代替が進んでいることが考えられます。実際、テクノロジーの活用によってアルバイト新規採用数を抑制した企業の割合は4割を超えており、この傾向は今後さらに拡大する可能性があります。
また、テクノロジーに代替されている業務としては、AIチャットボットによる問い合わせ対応やロボット、自動化機器による物品の運搬など、定型業務が中心となっているようです。こうした動きは、業務を「機械に代替できるもの」と「人にしかできないもの」に分けていく動きが加速すると考えられます。
このような変化の中で、アルバイトにおける定型業務がどの程度テクノロジーに代替されるのかは不透明ですが、自身のキャリアを見直す機会ともいえます。スキルの棚卸しや強みを再確認し、スキルアップを続けることが、テクノロジーとも共存する人材として活躍し続けるための鍵となるのではないでしょうか。
マイナビキャリアリサーチLab研究員 嘉嶋 麻友美
調査概要
| 内容 |
AI・テクノロジー導入におけるアルバイト採用状況調査(2026年版) |
| 調査期間 |
2025年12月5日(金)~12月10日(水) |
| 調査対象 |
直近1年以内にアルバイト採用業務に携わった20~69歳の会社員(会社役員・自営業含む)
|
| 調査方法 |
インターネット調査 |
| 有効回答数 |
1,500サンプル(各業種100名ずつになるようにウェイトバック集計を実施)
|
| 補足 |
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります
|