大学生低学年のキャリア意識調査(2027・2028年卒対象)
- 低学年時にキャリアの方向性が決まっている学生は40.8%
- キャリア学習の経験は「将来の職業に興味をもつきっかけ」「幅広い進路を考えられるようになった」と回答
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査(2027・2028年卒対象)」の結果を発表しました。
目次
トピックス
- 低学年時にキャリアの方向性が決まっている学生は40.8%
- キャリアの方向性が決まっている学生の約8割は高校時にキャリアを意識して進路決定
- 大学低学年時にインターンシップへ参加したことがある学生は30.1% その内、自由応募での参加は約4割
- インターンシップに参加したい時期について大学1年生は「2年生の間」が最多。大学2年生は3年時の「8月」が最多。
- キャリア学習の経験は「将来の職業に興味をもつきっかけ」「幅広い進路を考えられるようになった」と回答
調査詳細
現時点でのキャリア展望
- 低学年時にキャリアの方向性が決まっている学生は40.8%
- キャリアの方向性が決まっている学生の約8割は高校時にキャリアを意識して進路決定
キャリアの方向性
大学1、2年生に対して現時点でのキャリアの方向性について聞いたところ、方向性が決まっている学生は40.8%であった。【図1】

その内の77.0%は高校生の時に卒業後の仕事・キャリアを意識して大学や学部・学科を選択しており、その割合は方向性が決まっていない学生と比較して、31.2pt高い結果であった。【図2】

結果より低学年時からキャリアの方向性が決まっている学生の多くは進路選択の段階でキャリアを意識していることが示された。
仕事選びのために現在行っていること
卒業後の仕事選びのために現在行っていることを聞くと、「キャリア教育科目の履修」が46.1%と最多であった。【図3】

キャリアの方向性の有無で比較をしたところ「資格取得のための勉強」や「大学のOB・OGに話を聞く」はキャリアの方向性が決まっている学生のほうが高く、方向性がきまっている学生は具体的に行動していることがわかる。反対にまだ方向性が決まっていない学生は友人と将来について話し合うなど取り組むハードルの低いことから始めていることがわかった。
インターンシップへの参加状況
- 大学低学年時にインターンシップへ参加したことがある学生は30.1% その内、自由応募での参加は約4割
- インターンシップに参加したい時期について大学1年生は「2年生の間」が最多。大学2年生は3年時の「8月」が最多。
インターンシップへの参加率
大学入学以降のインターンシップの参加について聞いたところ、参加した学生は30.1%と前年比3.8ptであった。【図4】

インターンシップ経験者に応募方法を聞いたところ、大学の講義経由で参加した学生は61.9%、自由応募で参加した学生は38.1%であった。大学の講義経由が半数以上ではあったが一部の学生は低学年時から自分自身で参加するインターンシップを決めていることがわかった。【図5】

インターンシップに参加したい時期
インターンシップへの参加を希望する学生に参加したい時期を聞いたところ、学年ごとに差がみられた。大学1年生の場合は2年生の間に参加したいという回答が最多であり(33.4%)、大学2年生の場合は3年生の8月が最多であった(47.3%)。1年生であってもインターンシップ参加に前向きな学生は早い段階で参加したい意向がみられた。【図6】

キャリア学習による変化
- キャリア学習の経験は「将来の職業に興味をもつきっかけ」「幅広い進路を考えられるようになった」と回答
キャリア学習がどのように役立ったかを自由回答でもとめたところ、「将来の職業に興味をもつきっかけとなった」「自分が進む進路の幅が広がった」とキャリアを考える上での良い経験になったという声があがった。その他にも「留学の後押しになった」「友達をつくるとき、積極的に話しかけれた」などキャリア以外でも経験を活かして大学生活を行っていることがわかった。【表1】

調査概要
内容 |
マイナビ大学生低学年のキャリア意識調査(2027・2028年卒対象) |
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調査期間 | 2024年12月13日(金)~2024年12月20日(金) |
調査対象 | 18歳~20歳の大学1、2年生を対象にWEB調査を実施 |
調査方法 | WEBアンケート |
有効回答数 | 1,081名 |
詳しくは「PDFデータをダウンロードする」をご覧ください
※(1月23日)TOPICSの表記に一部誤りがありましたので修正いたしました。
※(1月27日)概要に一部不備がありましたので修正いたしました。