「OJT」とは、On the Job Trainingの略称で、上司や先輩にあたる社員が部下や後輩に、実務を通して技術や知識を指導する教育手法を指す。
OJTを受ける側は現場での実務を通して仕事のやり方を学ぶため、座学だけでは知ることのできない実践的な技術や知識を習得でき、即戦力人材になることが期待できる。

しかし、育成体制が整っていないと場合は、効果は想定以下になる可能性がある。OJT対象の社員が業務中に放置されてしまうなどの事象が起きたり、教育担当者によって教育のばらつきが生じてしまったりすると、生産性やモチベーションが低下し、結果として退職に繋がってしまうことも。事前防止のためにはOJT担当者に研修を実施や期間中の情報共有などを行うなどして、現場の環境を調整することも必要だ。